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胎内市
『路線バスとデマンド交通の連携で胎内市の再生を図る』
  胎内市 総合政策課 企画政策係 三宅 弘明
 
胎内市 総合政策課 企画政策係 三宅 弘明さん写真

 胎内市は新潟県の北部に位置し、2005年9月に平野部の旧中条町と山間部の旧黒川村が合併して誕生した人口約3万2千人の都市です。以前は7路線23便のバスが運行していましたが、利用者は激減。市からバス会社への赤字補填は5,500万円に達していました(平成20年度決算)。さらに、利用者の高齢化に伴い、路線バス空白地域(バス停から半径300m以上離れた)の問題も浮上していました。「何かバスに変わる交通手段はないか」と検討する中で、デマンド交通システムを導入した自治体の事例に目がとまりました。そこで、早速、福島県の伊達市、会津美里町などに視察に行ったのです。

 視察先では、デマンド交通が路線バスに代わって、効率よく運行していることがよく分かりました。これなら、現状の路線バスの運行経費よりも安価で、利便性・回遊性が高く、市内全域をドアtoドアで運行することができ、高齢者の足の確保、路線バス空白地域の解消、そして中心市街地の活性化が見込めると確信したのです。

 そして、平成20年9月に「胎内市地域公共交通総合連携計画」を策定し、日中の時間帯のほとんどの路線をデマンド交通でカバーすることにしたのです。これにより、利用者に大きな影響がない範囲で、路線バスは23便から11便に削減することができました。

『運行事業者として「胎内市ハイヤー・タクシー協会」を設立』車両広告で安定運営に一役
「常連の方ですと、声を伺っただけでお名前が分かるようになりました」と語るオペレーター

▲「常連の方ですと、声を伺っただけでお名前が分かるようになりました」と語るオペレーター

 私たちの最終的なビジョンは公共交通を整備することにより、地域を活性化させることでした。そのためには、地域の企業・商店をサポートする商工会との連携が必要不可欠だと考え、中条町商工会さんに計画段階から参画いただきました。実施方法から運行ルートに至るまで協働で作り上げ、導入が決定してからは、中条町商工会さんが実際の運営を行っています。

 一方、デマンド交通の運行には地元3社のタクシー会社に協力していただきました。どこか1社にお願いするのではなく、全社からなる「胎内市ハイヤー・タクシー協会」を立ち上げていただき、そこに発注する形をとったのです。

 また、デマンド交通の車両に広告を掲載するようにしました。今後の安定運営にも繋がりますし、地域に相乗効果がでることを期待したからです。現在、10枠の年間広告が取れていますが、今後も市内の事業者、商店、医療機関等に働きかけていきたいと思います。

『行き先の約62%は医療機関、帰りはスーパーから』

 デマンド交通の愛称は、公募で『のれんす号』に決めました。この愛称は、胎内市や近隣市町村の方がよく使う言葉で「一緒に乗りましょう」という意味です。運行エリアを3つに分け、9人乗りのジャンボタクシーが6台で運行しています。

 当初は、どれだけ利用されるのか不安でした。運行開始後3カ月の1日平均利用者は90人程度でしたが、現在では、100人を超えるようになり、利用者は順調に伸びてきています。延べ利用者数は約17,000人と、多くの皆様にご利用いただいており、路線バスに替わる新しい公共交通として、着実に定着しつつあると考えています。

 利用者からは「玄関から玄関まで送迎してくれるので大変助かっている」「手押し車も載せてくれるので大変ありがたい」「タクシーより安いので助かっている」「これまで家族や友人に送ってもらっていたが、遠慮しないで何処でも行ける」と好評です。

 利用者の約80%は70〜80代の高齢者です。行き先の約62%は医療機関ですが、帰りはスーパーや商店街から乗車する傾向があり、少しずつ地域の活性化に繋がっていると思います。また、市内にある温泉へ団体で行かれるケースもあり、金曜日は多い時で170人もの利用があります。これは今後の運営のヒントにもなりそうです。

「のれんす号」とドライバーの高橋さん。1日の走行距離は110km程度

▲「のれんす号」とドライバーの高橋さん。1日の走行距離は110km程度

『待ち合い所「のれんす処」が地域活性化の拠点に』

 3つのエリアをまたいで利用する場合は、乗り換えが必要になります。そこで、乗り換えの待ち合い所となるのが、商店街の空き店舗を活用してつくった「のれんす処」です。店内は、ゆっくりくつろげるスペースがあり、混雑時には賑わいをみせます。デマンド交通を待っている間に、周辺の商店街で買い物をしたり、食事をしたりする人もいます。

 また、乳幼児連れの人が、授乳したり、オムツを替えたりするスペースもあります。これまで商店街にはそういった施設がなかったので、「あかちゃんの駅」としてもアピールしています。この他、トイレも車椅子で利用できるように広めにつくるなど、公共性を高めています。

 3年後は1日平均利用者150人が目標です。そのために、今後は商店や観光施設とのタイアップ企画なども実施していきたいと思います。

商店街の中にあり、気軽に立ち寄れる雰囲気の「のれんす処」。利用者の声を伺うと、「ほぼ毎日、病院に行くのに利用しています。以前は家族の人に送ってもらっていました。料金も安くて、とても便利です」「スーパーや病院とか、その日行きたいところに利用します。いつでも自由に出かけられるので助かります」と、大変好評です。

▲商店街の中にあり、気軽に立ち寄れる雰囲気の「のれんす処」。
利用者の声を伺うと、「ほぼ毎日、病院に行くのに利用しています。以前は家族の人に送ってもらっていました。料金も安くて、とても便利です」「スーパーや病院とか、その日行きたいところに利用します。いつでも自由に出かけられるので助かります」と、大変好評です。


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